外貨預金のリスクとは

もちろん外貨預金はメリットばかりではなく、いくらかリスクも伴います。
出来るだけ利益を多く、損益を少なくするためには、いつ、どのようなリスクが起こり得るのか、しっかりと理解しておくことが必要です。

要注意要素――価格変動リスク
外国為替市場の為替レートは、時々刻々変動します。これは最大のメリットであると同時に最大のリスクでもあります。為替差益が出るときの逆のことが起きれば差損となってしまいます。いくら金利が高くても、為替レートの動向によっては元本割れを起こす可能性があります。

しかし、こうした為替差損を避けるための方策がないわけではありません。
たとえば、あらかじめ為替予約をしておくという方法があります。為替予約とは、特定の外国通貨を、将来の一定の時期に一定の価格で受け渡すことを、現時点において約定する取引をいいます。もしかしたら得するかもしれない差益を放棄するかわりに、差損のリスクを回避できます。
時間にたっぷりと余裕があれば、そのまま運用を続けて円安になるのを気長に待つという方法もあるでしょう。
また、外貨を日本円に換金せず、トラベラーズチェックや現金として引き出し、海外旅行先などで利用するという方法もあります。

外貨預金はペイオフ制度の対象外

ペイオフ制度とは、預金保険制度ともいい、金融機関が万が一破綻したときに、その預金者が保険機構から一定額の保険金を支払われるという保護制度のことです。預金者ひとりにつき、1,000万円までの元本とその利息が保護されます。

しかし外貨預金というのは、名前こそ預金となっていますが、投資性の金融商品として位置づけられています。そのため外貨預金は通常の円預金のようにペイオフ制度の対象にはなりません。金融機関が破綻したときのリスクに充分な注意が必要です。