スワップ金利の高いFX会社を利用する利点

FXをはじめるにあたり、もうひとつ、考えなければならないのがスワップポイントです。スワップ金利とも呼ばれ、FXのメリットとリスクを把握する上で欠かせない要素です。

スワップポイントとは?
取引を行った際の、二つの通貨間の金利差のことをいいます。
たとえば、豪ドルを1ドル=90円のレートで1万ドル買ったとします。買った1万ドルに関しては、その分の金利収入が入ってきます。しかし、1万ドルを購入するための代金90万円は取引業者から借りているわけですから、この90万円に対してはその金利分を支払う必要があります。買ったドルの金利と借りている円の金利の差額分、これがスワップポイントです。

日本のような低金利通貨を売って、高金利で有名な豪ドルを買うと、その金利の差額分、1万通貨で一日当たり112円のスワップポイント(2011年6月のフォーランドオンラインの場合)が入ります。一見たいした金額には感じないかもしれませんが、一年365日で4万円以上になります。これはなかなかバカに出来ない金額です。

同じく外貨建ての金利を狙った投資である外貨預金と比べてみます。FXとは違い日本円の金利支払いのない分、外貨預金のほうが有利のような気もしますが、実際にはそんなことはありません。繰り返し述べているとおり、日本の金利はかなり低いので支払いに関してはあまり心配をする必要はありません。それよりも、FXにおける外貨の金利は、銀行が顧客に提供する外貨預金の金利などに比べて、はるかに高い銀行間の金利市場の水準をもとに計算されています。円の分の金利支払いを差し引いても、外貨預金よりずっとお得なのです。

長期的に取引する場合の留意点

スプレッドと同じく、スワップポイントもFX業者によって設定金額に違いがあります。小額ながら毎日付与されるスワップポイント。長期的に取引をすれば、それだけ大きな金額が期待できます。塵も積もれば山となる。少しでもスワップポイントの高いFX業者を選びたいものです。

スワップポイントとレバレッジに注意する点
しかしスワップポイント狙いの長期的取引には二つの点で注意が必要です。
まず、スワップポイントはあくまで通貨間の金利差によって生じるということです。たとえば、売った日本円の金利が高くなり、買った外貨の金利が低くなって、その金利差が逆転してしまえばスワップポイントによる収益が得られるどころか、かえって支払いをしなければならなくなります。

もうひとつはレバレッジの問題です。スワップポイントは、もともとの投資金額ではなく取引金額に対して計算されます。上記で例をあげた豪ドル/円で、5万円を預けて1万ドルの取引をしたとすると、レバレッジは18倍、1年間維持すれば4万円のスワップポイントが手に入ります。5万円の資金で4万円ですからかなりの利益率ですが、これは非常に危険です。

5万円で1万ドルのポジションを持った場合、強制的にポジションを閉じられるまで3円程度の余裕しかありません。年間を通して15円近くの値幅がある豪ドルにおいて、たった3円で1年間維持しつづけるのは、かなり困難といえます。評価損が膨らんできたら資金を追加すればいいという考えもありますが、為替相場がどこまで進むかの予想は難しいでしょう。

基本的に、値動きのリスクのほうがスワップポイントによる収益を上回ります。スワップポイントを狙いにいく場合は、長期的な取引を視野にいれて、レバレッジを低めにし、資金にも余裕をもたせたうえで運用していくべきでしょう。